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日米地位協定第2条第4項(b):「平和の絵本で-和を地球へ」活動日誌

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日米地位協定第2条第4項(b)



絵本「日本独立の選択」の中に、在日米軍基地・施設の配置図を載せている。情報ソースは、防衛省のHP 在日米軍施設・区域別一覧だ。
ここに載っている施設を、日本地図と照らし合わせながら、地図に落としたのが、絵本の中の配置図だ。

最初は全部、黒字で書いていたのだが、米軍がいない自衛隊の駐屯地を含めるのは、オカシイとの指摘があった。防衛省のHPの中で、()書きされている部分だ。なるほどと思い、()書き部分は、青字として、表示した。この()書き部分について、防衛省のHPには、「括弧書きの施設・区域名については、日米地位協定第2条第4項(b)に基づき、米軍が一定の期間を限って使用している施設及び区域を示す。」とある。

さて青字にして発表したが、再度、「自衛隊駐屯地を、あたかも米軍基地のように表示するな」とのご意見を頂いた。「一時的に演習しただけで、米軍基地扱いするな」とだ。

確かに、過去に演習をやったからといって、自衛隊の基地を「在日米軍基地・施設」というのは、オカシイだろう。しかしながら一方で、防衛省のHPそのものに、()書きとはいえ、はっきりと在日米軍施設・区域別一覧として、表示されている。

一体全体、過去に演習をやっただけの自衛隊基地を、防衛省が「在日米軍基地・施設」などと言うだろうか? おまけに防衛省のHPには「一定の期間を限って使用している」と現在形で記述されている。過去に演習をやっただけなら、「過去の一定期間使用した」と書くだろう。 

そこで()書きの意味をネットで調査してみた。いったいぜんたい、「日米地位協定第2条第4項(b)に基づき、米軍が一定の期間を限って使用している施設及び区域」とは、何なのだ?

さて日米地位協定第2条第4項(b)には、「合衆国軍隊が一定の期間を限つて使用すべき施設及び区域に関しては 合同委員会は、 当該施設及び区域に関する協定中に、適用があるこの協定の規定の範囲を明記しなければならない。」と書いてあるだけだ。

「使用すべき」とはまた、ずいぶんと変わった日本語だ。これを読んだだけでは、実態は分からない。

そこで防衛白書を調べてみた。 しばらくあちこち探し、検索もかけてみたが、やはり、「「合衆国軍隊が一定の期間を限つて使用すべき施設及び区域」が何なのか、つまり、合同委員会で何が決められているのか、さっぱり分からない。

そこで、広くネットサーフィンをしてみて、お恥ずかしいのだが、初めて気づいた。合同委員会とは、日米合同委員会のことだったのだ。そして日米合同委員会の中身は、むろん原則非公開(一部は公開)。そういえば昨年12月に、日米合同委員会の議事録の公開請求の裁判が起こされていた。

さらにネットで面白い記事も発見した。前田哲男さんという方の<解説:日米地位協定と「施設の使用」>だ。

以下、関連部分を引用してみる。

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一つは、日米地位協定第2条による「共同使用」の実現である。3月22日の朝日新聞記事も、これに基づく防衛庁の検討内容に関するものであった。
 日米地位協定は、安保条約第6条(基地提供条項)に基づき細則を定めた協定であるが、その第2条第4項Bには、米軍による基地の一時使用ないし再使用権が規定されている。条文は次の通りだ。

「合衆国軍隊が一定の期間を限って使用すべき施設及び区域に関しては、(日米)合同委員会は、当該施設及び区域に関する規定中に、適用があるこの協定の規定の範囲を明記しなければならない」 

つまり日米合同委員会で合意すれば、そして「規定の範囲を明記」すれば、日本全国どの場所でも事実上の米軍基地になしうることが読みとれる。日米合同委員会の議事内容は原則非公開なので、どこが、どんな条件で一時使用基地になったのか国民は知ることはできない。まして、すでに2-4-B条項によってリストアップされている基地については、合同委了解によって、いつでも米軍基地として再使用できると考えておかなければならない。そのような潜在米軍基地が以下に掲げるほども存在するのである(防衛ハンドブック98年版による)。 

〈資料・日米地位協定2-4-Bが適用される施設〉
〈北海道〉16か所
 ◆東千歳駐屯地 ◆鹿追然別中演習場
 ◆千歳演習場 ◆帯広駐屯地
 ◆千歳飛行場 ◆旭川近文台演習場
 ◆別海矢臼別大演習場 ◆丘珠駐屯地
 ◆釧路演習場 ◆名寄駐屯地
 ◆鹿追駐屯地 ◆浦川演習場
 ◆上富良野中演習場 ◆美幌訓練場
 ◆札幌駐屯地 ◆倶知安高嶺演習場

 〈本州〉11か所
 ◆高田関山演習場 ◆百里飛行場
 ◆相馬原演習場 ◆長坂小銃射撃場
 ◆富士演習場 ◆滝ケ原駐屯地
 ◆小松飛行場 ◆今津饗庭野中演習場
 ◆岐阜飛行場 ◆第1術科学校訓練施設(建物)
 ◆原村演習場
 
〈九州・沖縄〉7か所
 ◆新田原飛行場 ◆崎辺小銃射撃場
 ◆日出生台十文字原演習場
 ◆大村飛行場 ◆安波訓練場
 ◆浮原島訓練場

 これらはおもに自衛隊が演習場や駐屯地として使用している場所だが、なかには小松飛行場のように、民間空港(自衛隊との共用)もある。

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もし上記の通りであるとしたら、絵本「日本独立の選択」の米軍基地・施設の配置図の中の青字部分(防衛省HPの括弧書き部分)は、米軍基地がいつでも再使用できる潜在米軍基地ということとなる。

とはいえ上記の通りかどうか、正直、確信は持てなかった。つまり、日米合同委員会で実際、どう取り決められているのか、資料が公開されているのかどうかまでは、一時的なネットサーフィンだけでは、調べられなかったのだ。(可能性について言うなら、いくら時間を書けても現時点で調べることはそもそも不可能なのかも知れない。現在行われている日米合同委員会の公開請求の裁判の対象は、1952年と1960年の議事録とのことであり、50年以上前のものだ。)

・・・ということで、絵本の中の「在日米軍基地・施設の配置図」の青字部分、自分でも実態が結局、よく分からず、どうしたものか、ちょっと迷っている。 よく分からない/調べられないということこそが、一国民にとっての実態であると考えるなら、「いったいこれは何だ?」といった議論を生むためにも、まあ、このまま青字という曖昧な表現こそがふさわしいのかな、という気もしている。 
真偽は知らず、日米合同委員会が日本の真の支配者との説もネット上には蔓延しており(日米合同委員会 支配者 といったワードで検索してみてください)、考えるための切っ掛けにはなるだろう。 

もしお詳しい方がいたら、ご教示ください。<(_ _)>

それから、防衛白書の中で、在日米軍の日本における配置図を発見。以下、添付します。この図を絵本の注意書きに表示する、という手はあるのかもしれない。(膨大な注意書きとなってしまい、絵本の体裁としては、難しいかな?との気持ちもあり、もうちょっと迷ってみます)。
以下、平成27年度防衛白書 図表II-3-4-1(在日米軍の日本における配置図)です。

在日米軍基地

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  1. 2016/03/04(金) 11:47:58|
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